【2025年最新】eSIM利用時の主回線オフ設定完全ガイド|高額請求を防ぐ必須設定
⚠️ 超重要:設定ミスで筆者は52,800円請求されかけました。この記事の設定を必ず出発前に行ってください。
なぜ主回線をオフにする必要があるのか
📱 主回線オフにしないと起こること
❌ 最悪のシナリオ
- 日本のキャリア回線で海外ローミング接続
- 知らない間に1日2,980円〜24,800円の課金
- 3日間の旅行で5万円〜7万円の請求
- 帰国後にクレジットカードの請求書で発覚
❌ 主回線オンのまま(危険)
- ✗ 日本のSIMでローミング接続
- ✗ 高額なローミング料金が発生
- ✗ auの場合:1日2,980円自動課金
- ✗ docomoの場合:1日24.4MB超で2,980円
- ✗ Softbankの場合:1日25MB超で2,980円
✅ 主回線オフ+eSIMオン(正解)
- ✓ 海外eSIMだけで通信
- ✓ 格安料金(3日間500円〜)
- ✓ 日本のSIMは音声通話のみ
- ✓ SMS受信は可能
- ✓ 高額請求の心配なし
💰 料金比較(韓国3日間の例)
接続方法 | 料金 | 備考 |
---|---|---|
au世界データ定額 | 8,940円 | 2,980円×3日 |
docomo海外パケット | 8,940円 | 2,980円×3日 |
eSIM(主回線オフ) | 680円 | 3GB/3日間プラン |
差額:8,260円の節約!
実体験:52,800円請求されかけた話
2025年10月12日 韓国・釜山金海空港にて
🚨 事件の経緯
釜山3泊4日の旅行で、iPhone 16 Pro MaxにeSIMを設定。出発前に日本でQRコード読み取りまで完了し、「完璧!」と思っていました。
金海空港到着後、データローミングをONにして接続。Googleマップも開けるし、LINEも使える。でもなぜか速度が異常に遅い(0.5Mbps)。
おかしいと思って確認すると...
😱 原因発覚
日本のau回線でデータローミング接続していた!
設定を確認すると:
- 日本のau SIM:データローミングON
- 韓国eSIM:データローミングON
- モバイルデータ通信:au(日本)が選択されていた
💸 もし気づかなかったら...
au世界データ定額の料金:
- 基本料金:2,980円/日
- 事前予約なし(自動適用)
- 4日間使用:11,920円
さらに、設定によっては上限なしで52,800円(24,800円/日×3日 + 2,980円)の請求も...
✅ 即座に対処
- 日本のau SIM:設定→モバイル通信→au→データローミング→OFF
- モバイルデータ通信:韓国eSIMに切り替え
- 速度テスト実施:92Mbpsに改善!
所要時間:わずか30秒で解決。この30秒で5万円以上を節約!
💡 この経験から学んだ教訓
- ✅ 出発前に必ず確認:日本のSIMのデータローミングOFF
- ✅ 現地到着後すぐ確認:どの回線で接続しているか画面上部で確認
- ✅ 速度テスト:10Mbps以上出ない場合は設定ミスを疑う
- ✅ スクリーンショット:正しい設定画面を保存しておく
iPhone設定方法(iOS 17/18対応)
📱 完全な設定手順(所要時間:2分)
日本のメイン回線:データローミングOFF
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップ
- 日本のSIM(例:au、docomo、Softbank)を選択
- 「データローミング」をOFFにする
⚠️ 注意:「この回線をオンにする」はONのままでOK。音声通話とSMS受信は可能。
海外eSIM:データローミングON
- 「設定」→「モバイル通信」
- 海外eSIM(例:韓国-3days)を選択
- 「この回線をオンにする」をON
- 「データローミング」をONにする
💡 ポイント:eSIMでは「データローミング」ONが正常。これがOFFだとインターネットに接続できません。
モバイルデータ通信:海外eSIMを選択
- 「設定」→「モバイル通信」
- 「モバイルデータ通信」をタップ
- 海外eSIM(例:韓国-3days)を選択
✅ 確認方法:画面上部のステータスバーで、海外キャリア名(例:SK Telecom、KT)が表示されていればOK。
📸 設定画面のスクリーンショット例
正しい設定が完了すると、以下のようになります:
Android設定方法(機種別)
※ Android端末はメーカーによって設定画面が異なります。代表的な機種別に解説します。
Google Pixel(Pixel 6/7/8/9シリーズ)
1️⃣ 日本のSIM:データローミングOFF
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」
- 「SIM」をタップ
- 日本のSIM(例:docomo)を選択
- 「ローミング」をOFF
2️⃣ 海外eSIM:データローミングON
- 「SIM」画面で海外eSIMを選択
- 「SIMを使用」をON
- 「ローミング」をON
3️⃣ モバイルデータ:海外eSIMを選択
- 「ネットワークとインターネット」画面に戻る
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 海外eSIMを選択
Samsung Galaxy(S23/S24/Zシリーズ)
1️⃣ 日本のSIM:データローミングOFF
- 「設定」→「接続」
- 「SIMカードマネージャー」をタップ
- 日本のSIMを選択
- 「データローミング」をOFF
2️⃣ 海外eSIM:データローミングON
- 海外eSIMを選択
- 「有効化」をON
- 「データローミング」をON
⚠️ Galaxy特有の注意:「モバイルデータ」の項目で「優先ネットワーク」を海外eSIMに設定してください。
その他Android(OPPO/Xiaomiなど)
基本的な流れは同じですが、メニュー名が異なる場合があります:
- 「設定」→「SIMカードとモバイルネットワーク」
- または「デュアルSIM設定」
- 日本SIMの「海外ローミング」をOFF
- 海外eSIMの「海外ローミング」をON
- 「既定のデータSIM」を海外eSIMに設定
設定確認チェックリスト
出発前・現地到着後の両方で必ず確認してください。
✅ 出発前チェック(自宅Wi-Fi環境で)
✅ 現地到着後チェック
⚡ 簡単確認方法
画面上部のステータスバーを見るだけでOK:
- ✅ 正常:SK Telecom 5G(韓国の例)
- ✅ 正常:中華電信 LTE(台湾の例)
- ❌ 異常:au 3G(日本キャリア名が出たら要注意!)
- ❌ 異常:docomo LTE(高額請求の危険)
よくある失敗と対処法
❌ 主回線オフにしたら電話が受けられない?
回答:大丈夫です。電話は受けられます。
- 「データローミング」をOFFにしても、音声通話は使えます
- 「この回線をオンにする」がONなら、着信も発信も可能
- ただし、海外で日本の番号に電話をかけると国際通話料がかかります
❌ SMSの認証コードが届かない
回答:SMSは日本のSIMで受信できます。
- データローミングOFFでも、SMS受信は可能
- 銀行やSNSの認証コードも問題なく届きます
- 念のため、重要な認証は出発前に済ませておくと安心
❌ 設定したのにインターネットに繋がらない
チェック項目:
- 海外eSIMのデータローミングがONか確認
- 機内モードのON→OFF(10秒待ってからOFF)
- 端末を再起動
- ネットワーク選択を「自動」に設定
- それでもダメなら手動で現地キャリアを選択
❌ 速度が異常に遅い(1Mbps以下)
これは危険信号です!
原因:日本のSIMで接続している可能性大
- すぐに設定を確認
- 画面上部のキャリア名をチェック
- 日本のキャリア名(au/docomo/Softbank)が出ていたら即修正
- 日本SIMのデータローミングをOFF
- モバイルデータ通信を海外eSIMに切り替え
❌ 帰国後、高額請求が来てしまった
対処法:
- キャリアに連絡
- au:157(au携帯から)または0077-7-111
- docomo:151(docomo携帯から)または0120-800-000
- Softbank:157(Softbank携帯から)または0800-919-0157
- 事情を説明
- 「eSIMを使うつもりだった」と伝える
- 「設定ミスで日本のSIMに接続してしまった」と説明
- 減額交渉
- 初回なら減額してもらえる可能性あり
- ただし、必ず減額されるとは限りません
💡 予防が最重要:出発前の設定確認を必ず行いましょう!
まとめ:絶対に守るべき3つのポイント
日本SIM
データローミング
OFF
海外eSIM
データローミング
ON
モバイルデータ
海外eSIMを
選択
⚠️ この3つの設定を出発前に必ず確認してください ⚠️
たった2分の確認で、5万円以上の請求を防げます
関連記事: