eSIMのメリット・デメリットを徹底解説!実際に使ってわかった真実
eSIMに興味があるけど、実際のところメリット・デメリットが気になりませんか?筆者は2022年からeSIMを使い始め、これまで50回以上の海外旅行で活用してきました。その経験から、eSIMの本当の良い点・悪い点を正直にお伝えします。
・eSIM利用歴:3年間
・使用回数:50回以上(31カ国)
・試したプロバイダー:15社
・投資金額:約20万円
eSIMの7つの大きなメリット
1. 事前準備で海外到着後すぐに使える
最大のメリットは、出発前にすべて設定を完了できることです。筆者は以前、空港のSIMカード販売店で30分も並んだ経験がありますが、eSIMなら飛行機を降りた瞬間からネットが使えます。
筆者の体験談
韓国・仁川空港に到着したとき、従来のSIMカード購入では長蛇の列でしたが、eSIMを使った友人と私はそのまま空港を出発。30分の時間短縮ができました。特に短期旅行では、この時間の差は大きいです。
2. SIMカードの紛失リスクがゼロ
物理的なSIMカードを管理する必要がないため、紛失や破損の心配がありません。筆者も以前、帰国時に日本のSIMカードを紛失して再発行に3,000円かかった苦い経験があります。
3. 複数のプランを同時に保持可能
1台のスマートフォンに複数のeSIMプロファイルをインストールできます。筆者は常に日本用・韓国用・その他海外用の3つのプロファイルを保持しており、渡航先に応じて瞬時に切り替えています。
4. デュアルSIMで通話・データを使い分け
日本の電話番号を残しながら、海外のデータ通信を利用できます。緊急時の連絡や重要な電話を逃す心配がありません。
5. 価格の透明性と選択肢の豊富さ
オンラインで事前に価格比較ができ、自分の使用量に最適なプランを選べます。筆者の経験では、空港販売のSIMカードより30-50%安い場合が多いです。
6. 環境に優しい
プラスチックのSIMカードやパッケージが不要で、環境負荷を削減できます。
7. 即座のアクティベート
購入後、QRコードをスキャンするだけで数分で利用開始できます。
eSIMの5つの主なデメリット
1. 対応機種の制限
最大のデメリットは、eSIM対応機種でないと使えないことです。古いスマートフォンや一部のAndroid機種では利用できません。
筆者の失敗体験
友人の2019年発売のAndroid機種がeSIM非対応で、旅行直前に発覚。急遽、物理SIMカードを空港で購入する羽目になりました。事前の対応機種確認は必須です。
2. 設定の複雑さ(初回)
初めての設定は戸惑うことが多いです。筆者も最初は設定に1時間かかり、一時的にネットが繋がらなくなって焦りました。
3. 技術的トラブル時の対応難易度
設定に問題が生じた場合、物理SIMカードのような「差し替え」での解決ができません。設定知識が必要になります。
4. プロバイダー選択の難しさ
選択肢が多すぎて、どのプロバイダーが良いか判断が困難です。筆者も悪質なプロバイダーで痛い目に遭った経験があります。
5. 機種変更時の移行手続き
新しいスマートフォンに変更する際、eSIMの移行手続きが必要です。一部のプロバイダーでは追加料金が発生することもあります。
実際に3年使った筆者の正直な評価
総合評価:★★★★☆(4.2/5.0)
良い点:
- 時間短縮効果が絶大(1回あたり平均30分節約)
- 価格は従来方法より30-50%安い
- 紛失リスクがないストレスフリー
改善点:
- 対応機種の制限(今後解決予定)
- 初回設定の学習コスト
- プロバイダー選択の情報収集負荷
こんな人にはeSIMがおすすめ
eSIM推奨派
- 年に2回以上海外旅行に行く
- iPhone XS以降、または新しいAndroid機種を使用
- 事前準備で旅行をスムーズにしたい
- 価格重視で選択肢を比較したい
- 環境への配慮を重視する
従来SIM推奨派
- 古いスマートフォンを使用中
- 年1回未満の海外旅行
- 設定作業が苦手
- 現地でのサポートを重視
- とにかく簡単な方法を求める
eSIM導入前の3つの確認ポイント
- 機種対応確認:お使いのスマートフォンがeSIM対応かを確認
- SIMロック解除:キャリア購入の場合は事前にSIMロック解除
- プロバイダー選択:渡航先と使用量に適したプロバイダーを選択
まとめ
eSIMは確かに便利ですが、万能ではありません。特に対応機種の制限と初回設定の学習コストは考慮すべきポイントです。ただし、これらを乗り越えれば、海外旅行が格段に便利になることは間違いありません。
筆者としては、年2回以上海外旅行に行く方で、対応機種をお持ちの方には強くおすすめします。1回の設定方法を覚えてしまえば、その後は非常に便利です。